各国においての出版について

各国の雑誌やコミック

日本のマンガは、他の国においても、日本と同じくらい、またはそれ以上の人気があります。仲村佳樹先生の作品も例外ではなく、代表作である『東京クレイジーパラダイス』、現在雑誌『花とゆめ』で連載中の『スキップ・ビート!』は、ファンサイトや熱いファンを見掛けます。ここでは、それらの雑誌・コミックの紹介や、気になったことについて書きたいと思います。

北アメリカ

『Shojo Beat』 出版社:ビズメディア(VIZ Media)

『Shojo Beat』表紙サンプル
  • 北アメリカでは、2005年6月に英語版少女マンガ雑誌『Shojo Beat』が創刊されました。この雑誌に『スキップ・ビート!』(※表記は“Skip・Beat!”)は掲載されています。
  • これは『赤ちゃんと僕』などの白泉社だけでなく、日本の少女漫画を集めたという感じで、『NANA』、『風光る』など、集英社、小学館のマンガも掲載されているようです。
  • 出版社のビズメディアは、小学館の子会社。北アメリカでの、日本の漫画・アニメの翻訳出版の最大手です(参考:Wikipedia 07/06/27)。
コミックについて
  • コミックは、現在(08/08/10の時点で)1〜14巻まで発売中です。
  • 表紙に使用されている画像は日本のコミックスと同じようですが、花とゆめCOMICの特徴である四角い枠が無く、背景部分が削られずに入るため、巻によって随分と印象が違い、スッキリとした感じがします。また全体的にイラストが大きくなっています。

※Viz>Shojo Beat>skip beat!、Amazon.co.jp より
参考リンク

ドイツ

『DAISUKI』 出版社:Carlsen Comics

  • ドイツでは、2003年に少女マンガ雑誌『DAISUKI』が発売されました。この雑誌に『スキップ・ビート!』は掲載されています。
  • 他に『フルーツバスケット』、『学園アリス』、『Wジュリエット』など、花とゆめでお馴染みの作品も掲載されているようです。
  • スキビは下段図のように、雑誌の表紙を何度か飾っています。花とゆめとはまた違う雰囲気を楽しむことができました。あと見慣れた日本語でないせいか、新鮮味があって格好良い気がします。
  • 下段画像の拡大画像を一部ですがCarlsen Comics>DAISUKI(一覧)で、見ることができます(各雑誌の Bandナンバーページの「Grosere Ansicht」をクリック ※JavaScript on 時)。

※Carlsen Comics>DAISUKI より(その他の号や、拡大画像を見ることができます)
 表紙画像は左から順に、花とゆめ 2002年14号雑誌表紙(2巻 表紙の裏)、ドラマCDのジャケット、分からない、2002年9号 巻頭カラー(2巻表紙カラー)の一部、ACT.10 プリンセス革命−舞踏会への招待状−の扉カラーの一部、花とゆめ 2003年20号雑誌表紙(6巻表紙の裏カラー)、2002年7号雑誌表紙、激ラブ(ハート)花ゆめプレミアムDVDのジャケット、2006年12号雑誌表紙、2006年花とゆめ17号雑誌表紙、2007年花とゆめ17号雑誌表紙
出版社のサイト
コミックについて
  • コミックは、現在(08/08/10の時点で)1〜12巻まで発売中です。
  • 下段の小さい全体画像では分かりにくいですが、タイトル部分“SKIP BEAT!”の文字の中に“★”などの模様があります。全体の背景は薄いオレンジに、濃い目のオレンジの星模様があります(その他のCarlsen Comicsでも、色は違えど同じ模様)。上部の青い部分には、なにか生物らしきものの姿があります(参考:一番右の、5巻一部拡大した画像)。
 
※Carlsen Comics>Bucher von Yoshiki Nakamura より(このリンク先から拡大画像を見ることができます)
参考リンク

台湾

『花漾』 出版社:東立出版社有限公司

  • 構図など基本的には同じように思えました。雑誌のページ数は、若干薄めです。
  • 別冊花とゆめ掲載の「オトメン」や、LaLa掲載の「桜欄高校ホスト部」も掲載されているようです。付録は日本と同じものと思われるものと、別のものとあるようです(参考:一番右の、雑誌表紙の一部拡大した画像。2007年のカレンダー)。
  • スキップ・ビート!は「SKIP・BEAT! 華麗的挑戰」と表記されています。
 
他の漫画の『花漾』での表記一例としては、
  • 櫻欄高校男子公關部 → 桜欄高校ホスト部
  • 人造人歐朶 → カラクリオデット
  • NG Life → NGライフ
  • 王樣老師 → 俺様ティーチャー
  • 色誘中毒 → 悩殺ジャンキー
  • 粉紅系男孩 → オトメン(乙男)
  • 魔法水果籃 → フルーツバスケット
コミックについて
  • スキビのコミックは、現在(07/06/22の時点で)1〜14巻まで発売中です。
  • デザインは、下段図のように、カバー色はそのまま。背番号部分に表紙イラストの一部が掲載されています(参考:一番右の、8巻一部拡大した画像)。
  • 出版は、東立出版社有限公司 Tongli Publishing (TONG LI COMICS)です。
 
参考リンク

中国

コミックについて

※YesAsia.com、天下出版 より

表記について

作品タイトル

作品タイトルとスキビのキャラクターの表記についてです。

日本 ドイツ 北アメリカ 中国 台湾
スキップ・ビート! SKIP BEAT! Skip・Beat! Skip Beat!     
SKIP ・BEAT! 
華麗的挑戰
東京クレイジーパラダイス Tokyo Crazy Paradise Tokyo Crazy Paradise
禁断の林檎   Dramatic Love Album   禁忌果實
BLUE WARS Blue Wars Blue Wars 純情猛男 藍色戦争
MVPは譲れない! MVP ha Yuzurenai! MVP wa Yuzurenai
(Can't Give Up MVP)
MVP情人 MVP戀(恋)人
夢で会えたら素適 Yume de Au yori Suteki Yume de Au yori Suteki   相戀(恋)在夢中

スキビのキャラクターについて

日本 ドイツ・北アメリカ 中国 台湾
最上キョーコ (お姉さま) Kyoko Mogami 京子 (姐姐) 最上恭子
琴南奏江 (モー子さん) Kanae Kotonami 琴南奏江 (魔子小姐) 琴南奏江
不破尚 (ショーちゃん) Sho Fuwa (Sho) 不破尚 (阿尚) 不破尚
敦賀蓮 (敦賀さん) Ren Tsuruga 敦賀蓮 (敦賀先生) 敦賀蓮
ローリィ宝田 Rory Takarada 寶田羅利 羅利寶田
マリア Maria

()内は、あだ名などの呼称。“阿〜”は「〜ちゃん」といったような感じです。“先生”は、男性への敬称で「〜さん」という意味になります(学校の教師の意だけでない)。

2009.01/10

  • 補足1:各出版社のサイトを見て、このページを作成しましたが、翻訳を使ってのため、正しく理解できていない部分が多々あると思います。何かお気付きの点などありましたら、教えて頂けると助かります。
  • 補足2:各出版社より画像を引用。※必要最小限での使用として、小さいサイズで画像引用をしています。ただ、文章でなく画像の引用については、今のところ明確な基準がないようです。引用の範囲内と判断していますが、出版社による場合が多いそうです。
  • 補足3:「表記について」 コミックが出版されたかを問わず、どう表記されていたかです。
    漢字によっては、表記されないため、一部、画像になっています。
  • 備考:記−2007/10 → 見直・訂正・追加−2008/9

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